「『昔ながらの中華そば』で商売するというのは、よさそうなアイデアに思えますが、太りたい人より痩せたい人の方が多いのではありませんか」と町会長。

「おっしゃる通りです。それでラーメン屋を開業するのを止めたのかも知れません。」

「太るタイプの人が『昔ながらの中華そば』を食べると、どうなるのですか」と町会長。

「息子が太るタイプです。」

「渡辺さんが『昔ながらの中華そば』をおいしそうに食べたら、息子さんも食べるということになるのではありませんか」と町会長。

「おっしゃる通りです。息子は、陰のパワーストーンのコレクションを全て廃棄したので、問題は起こらないと思っていたのですが、予想に反して問題が起こりました。」

「陰のパワーストーンで膝の可動性が低下するということでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。膝の可動性が低下していることが分かる人は少ないと思いますが、膝の可動性が低下すると、太るので簡単に分かります。」

「太っている人は、皆、膝に問題があるということでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。膝の可動性が低下すると、体重を支えるのに、余分な筋力が必要になります。」

「そのため、足が太ってしまうということでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。足だけではなく、腰も太ってしまいます。」

「しかし、息子さんは、陰のパワーストーンのコレクションを全て廃棄したのでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それでは、渡辺さんの仮説に誤りがあったということですか」と町会長。

「なぜ、息子が体重のコントロールに問題を起こすのかという疑問は、簡単には解けませんでした。」

「それでは、その問題は解けたということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。問題は脳でした。」

「体重コントロールに脳が関係しているとは知りませんでした」と町会長。

「実は、10年くらい前に、脳の機能低下を戻さないと、経絡治療をしても脳が適切な反応ができないため、若返りは起こらないという仮説を思いつきました。」

「経絡の連鎖が進行して体が機能低下を起こすと、脳も機能低下を起こすということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。経絡治療をしても、脳が機能低下しているので予測した結果にならないということです。」

「しかし、脳が機能低下しても、陰の物で、さらに、機能低下する方向には進むのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。人間は、老化して死ぬように進化しているためです。」

「なるほど。若返るようには進化していないのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それで、渡辺さんは詰碁を限界的に頑張っているということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。脳を経絡的に緩めれば、若返る可能性があると考えています。」

2021/7/22

<それじゃあどうする8>
筆者は何日も思い悩んだ。そして、院長が治療できない左上の奥歯の治療を自分でやる決心をした。歯医者ができないのであれば、どう考えても自分でやるしかない。

筆者は、入れ歯を安定させるのにポリグリップというものが使われるということを知っていたが、見たことも触ったこともなかった。これを左奥上の根本に小さな穴が空いた歯に詰めたらと思った。

しかし、購入して説明書を読んだら、食事をしている時に溶け出すようだった。これでは使い物にならないと思って、違うタイプの入れ歯安定剤はないか探してみた。<続く>

2024/7/5